ビジネスシーンにおけるDress Code

国によってさまざまな文化が現れるドレスコード。
扱いに悩む人も多いと思います。
そんなドレスコードについて、アメリカ在住の方(以下「私」)にお話を伺いました。

 

国際的な仕事をしている場合、自分が海外出張することもあれば、海外からの出張者を迎えることもあります。自分が渡米した際には、メジャーリーグの試合観戦や、現地の有名レストランで接待していただくこともあります。反対に、日本を訪れるアメリカ人の同僚には、時間が余った時には観光地へ連れて行ったり、和食の店で夕食会をセットしたり、ということも仕事の一環でよくやっていました。年間100人以上のアメリカ人をホストした経験の中でも、ドレスコードで失敗した私の経験について、お話ししたいと思います。

 

ドレスコードでの失敗

東京で、日米協定を結ぶにあたり、アメリカから4人組のチームが来日しました。一週間毎日朝から晩まで、日本側と議論に議論を重ねました。日米で求めるところが少し違うため交渉は難航しました。終わりが見えた頃には日米間に不思議な一体感が生まれていました。そして最終日、仕事が終わり時間が空いたので、翌日は皆で浅草寺へ行こうということになりました。日本チームは「明日は観光ですからカジュアルで行きましょう」と言い、通訳していた私は文字通り、チームメンバーに、

Please dress casual tomorrow.
(明日はカジュアルな服装で)

と伝えました。

翌朝、びっくり!なんと、日本側は皆さんスーツの上着を脱いで、ネクタイを外しただけ、一方アメリカ人の同僚たちは全員半ズボンにスニーカーとシャツ姿です。思わず互いの姿を見て、みんなで爆笑しました。

その時に、英語のカジュアルと日本で使うカジュアルではちょっと違うことに気付きました。

この場合、明日はカジュアルだよ、ではなく、

Your dress code for tomorrow is business casual.
(明日のドレスコードはビジネスカジュアルで)

と言っていれば、こんなに温度差のある服装にはならなかったはずです。

アメリカにはレストランやイベントで、ドレスコードというものが設定されているということがよくあります。
カジュアルというと、とことんカジュアルになってしまうアメリカ人ですので、こういった失敗がないように、わりに細かくドレスコードを設定してあげたほうがわかりやすいようです。
懐石料理だったりすると、靴を脱ぎますよ、ちゃんと穴の開いていない靴下を履いてきてね、とアドバイスしていました。

 

 

これってドレスコードなの??イベントによって遊び心も見え隠れ

某大使公邸でのクリスマスパーティーの招待状には、

Dress code – Christmas Festive

と書いてありました。このように、正装かそうでないかだけでなく、イベントにふさわしい服装の種類を指定するドレスコードもあります。クリスマス・フェスティブってどんな格好だろうと悩みつつ、とりあえずクリスマスっぽい恰好をしていくわけです。あまり堅苦しくないパーティーなどのドレスコードは遊び心が見え、さほど神経質になる必要はないようです。

しかしレストランやオフィシャルなイベント、ミーティングや国際会議のレセプションなどでは、ドレスコードがある場合には、しっかり調べてふさわしい服装で参加する必要があります。

ちなみに、アメリカ人から見ると、日本人はいつもきちんとした服装をしているから、ドレスコードは必要ではないように感じるようです。

確かに私の住むアメリカ西海岸では、人々がスーパーでもコーヒーショップでも、水着だったり、男性が上半身裸だったりして、びっくりするほどカジュアルです。
こんな光景は東京では見たことがありません。世界は広いと実感するときでもあります。

 



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