こんなにたくさんあった!定冠詞の用法を詳しく見ていく。

前回は定冠詞と不定冠詞の使い分けについてご紹介しましたが、今回は定冠詞の用法についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

 

まず文の意味を考えてみると…?

一般的な定冠詞の用法としては次のものがあると思います。解説を読む前に、例文を読んでどういう状況なのか、定冠詞が何を示しているのかを考えてみてください。

 

  1. She poured pasta on a bowl.  She put the bowl on a table.

これは前回の例文ですが、既に出てきた名詞、a bowlをthe bowlと受けて、この二つのbowlが同一ものであることを示しています。定冠詞の一番基本的な用法です。

  1. Can you pass me the salt?

ここではsaltに言及するのは初めてですが、目の前にある特定のsaltを指しているので定冠詞になります。「その”目の前にある”塩を取ってくれますか?」というニュアンスで理解してください。

  1. This is the wine that I bought in Roma.

ここでは、wineが、他のどのwineでもなく、“that I bought in Rom”であると限定するために、定冠詞が使われています。ニュアンスとしては「ほら、これがローマに行ったときに買ったきた”例の”ワインだよ」の様に捉えてください。

  1. Here comes the sun.

世界に一つしかないもの、sun, earth, moon, sky, world, equatorといった名詞には定冠詞をつけるのが慣例です。

  1. I can play the guitar.

ある種類の楽器、動物、道具等の全体を示すのにも定冠詞が使われます。I have a guitar.という文では、自分が持っているのは、特定の一本のguitarであるため不定冠詞が使われますが、例文でのguitarは特定の一本の楽器ではなく、guitar全般を示すので定冠詞が使われます。

  1. Only the good die young.

形容詞であるgoodに定冠詞をつけることでgood “people”という意味を示します。同じようにな例では,the rich (rich people), the unexpected (unexpended event)があります。本来形容詞で修飾される名詞を省略して、代わりに定冠詞を付けて同じ意味を表しています。。

  1. She looked me in the face and then she kissed me on the lips.

体の部分に対して「見た」「触った」「掴んだ」「叩いた」等の場合にも、定冠詞をつけます。

  1. I went to the Netherlands. I swam in the Atlantic.  I read the Bible.

固有名詞には定冠詞がつかないのが一般的です。何故なら、「固有」の名前ですから、わざわざ定冠詞で改めて特定ものであることを示す必要がないからです。しかし例外的に定冠詞がつくものがあります。たとえば複数形の固有名詞”the Netherlands”、河川、海洋”Atlantic”, ”Pacific”、あるいは本・新聞”Bible”等です。余談ですが、殆どのスポーツチームは複数形ですので、定冠詞がつきます。(the Chicago Bulls, the New York Yankees), 何故かサッカーチームは殆どが単数形で、従って定冠詞がつきません。(Manchester United, Chicago Fire)

  1. She is the best thing happened in my life. I am the happiest man in the world.

最上級にも必ず定冠詞が使われます。

 

今まで見たように、定冠詞には様々な用法があります。また上記以外にも多くの用法があります。しかし大雑把に言えば、ある特定のものであることを示したり、強調したりしたい時に定冠詞が使われるのです。

 

習うより慣れましょう

これ以外にも定冠詞の用法は沢山あり、それを全て理解・記憶することは困難だと思います。定冠詞を正しく使えようになるための近道は、ルールを覚えようとせず、とにかく定冠詞を使った例文を多く覚えることです。まず好きな曲の歌詞やドラマのセリフをオウム返しに覚えて、その上で、その文の中で使われている定冠詞の用法を考えてみてください。そうすることで、自然と正しい定冠詞の使い方が身につきます。

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